キャラクター

キャラクターは判断の集合体 小林敬

Q.このクラスで気付いた事、わかった事などがあれば教えて下さい。

キャラクターは判断の集合体、というフレーズが印象的でした。

どんな判断をしているか?
今回モデルとして父親を採用しましたが、どんな判断をしているかを巧妙に隠そう隠そうとするので、最初はかなり途方に暮れました。

「隠す、とぼける、寝たふり死んだふりをする、のも立派な行動」というありかさんのご指摘は目からウロコでした。盲点でした。それは行動ではないと勝手に思い込んでいました。

父のそのまた父親が毀誉褒貶の激しい人物で、気骨のある明治の男、とも、カラスを白いと言い張る無法者、とも言われていて、そんなひとを父親に持つとどうなるのか。

まだよくわからないのは、人によってだとは思いますが、どのような判断がどのような外的行動に反映されるのか?
いろんなひとを色々観察してみたくなりました。

Q.台本を自分で書いてみて、わかった事、わからない事。

引けば引くほど良い、のがよくわかりました。説明は省く。とにかく省く。自分だけでなく、クラスメイトの皆さんのモノローグも、説明とか登場人物とかが減れば減るほど見応えが増してきたのがとても面白かったです。
何気ない言葉の下に、提案された状況の積み重ねと、膨大な判断が隠れていること。きちんと過程に居れば、説明せずともちゃんと表現できること。説明なしの表現ができて初めて、もっと大胆に振る舞えること。

とか言っていますが、全部ボツにした初稿以外、今回時間がまるで上手に使えず、ちゃんとした台本を書けませんでした。相手役が何を言ってきたか、だけを決めた、ほぼ即興のモノローグになってしまいました。
それはそれで面白かったのですが、自分も相手役も行動が薄くなりました。

Q.クラスの感想を教えて下さい。

最近とみに、人間は反射で動いているだけだ、との実感があります。わたしが今一番感じやすいのはみぞおちから脳天にぬける青白い火花みたいなやつです。
動画を見返したのですが、ありかさんのご指摘通り、前半はせっかくのスパークを演者が抑えてしまった感がありました。
その意味でもまだまだまるで浅いのですが、逆に、ずいぶんできなかったことができるようになったなあ、とも思いました。
この数年ひたすらありかさんに注意され続けた、やりすぎ、説明、をだいぶ我慢できるようになったのはとても大きな収穫でした。
ただやはり我慢は我慢で、自然ではないので、もっとこれに自由自在に乗っかって遊べるまではまだちょっと訓練が必要だなあ、とも思います。
あと収穫だったのはありかさんが「役者はひとまとまりのセリフを一つの行動で演じたがるが、実際はもっといろいろある」という主旨のお言葉で、それは本当に盲点でした。

悔いとしては、実際にインタビューをもっともっとやりたかったことと、
脚本をがっちり書いて、本番で捨てる、をやりたかった。
もうひとつ、ともさんが「マイケルチェーホフの”演技者たちへ!”で、演じ方は役に聞いてみる、という一箇所だけは面白い」と以前おっしゃってましたが、今回わたしの作った「アキヒコ」という70代男性を呼んで演じ方を教えてもらうところまでは行けませんでした。

振り返ると、自分で物足りないなあと思うところはすべて準備不足に起因しています。もっともっと大胆に振る舞うために、緻密な準備が必要なのを痛感しました。

上で書いた、自分がどんな刺激にどう反応しているか、それをもっとよく眺めることで、時間がもっと上手に使えるのではないかと、密かに期待しています。

役なのか自分なのかわからない体感することが出来た  臼井里紗

Q.このクラスで気付いた事、わかった事などがあれば教えて下さい。

・役の人物が日常的にどんな(もっとも)普通ベースの感情は何かを探していく。
また役がもっとも『感情をむき出している(激しいベース)』の様は『本質かもしれない』こと。

Q.クラスの感想を教えて下さい。

キャラクタークラスでは対面での実施だった為、
顔見知りな方々といざ実際にお会いしてみて
とても新鮮な気持ちの中の稽古期間でした。
その中で緊張したり、楽しんだり、いつの間にか馴染んで一つのチームのようなメンバーになり、
そして皆さんがそれぞれ作り上げてきた戯曲からキャラクターのカタチを画面越しではなく本当に目の前で観て、
隠それぞれ違うエネルギー感じられたり、
目の前で面白いことが起きているのを目の当たりにすることが出来てとても面白かったです。
やはり画面越しだけでは感じられないものを感じながら
観るとは全く異なって、キャラクタークラスに対面で参加することが出来てありがたいと思いました。

本当に最初はスケジュール内容の紙で貰った段階は
私はこのぎゅうぎゅうのスケジュールの中で
自分が手に入れたい目的の為に最後まで頑張ることが出来るのかな…?と思っていましたし、
戯曲を書くというのも未知の世界に等しいと
思っていたぐらいなので、正直 どうなるかわからないけど
とにかく頑張るしかない精神で駆け抜けてきましたが
クラスで学んでいくうちに空白だったパズルにピースが
埋まっていく嬉しさの感じと、
自分の好奇心や徐々に面白い・楽しいものに
気づいていくものが増えていつの間にかクラスも終了していて本当にあっという間のキャラクタークラスでした。

また発表会場をアトリエでの本格的な舞台環境の中で、
9日間の間に自分達が徐々にカタチになってきたものを発表する機会をお見せできたことが本当に貴重でありがたい
気持ちと、最高の環境で出来る高揚感も感じつつ、
緊張したり、役なのか自分なのかわからない判断の中を
ものの数分間 体感することが出来ました。
この10日間 実りのある貴重な時間を過ごしたと身体と脳が喜んでおります!
キャラクタークラスで得た知識を今後の課題や私生活の中でも視野を広くして活用していこうと思います。
誠にありがとうございました!

自分が広くなったような気がします。   B様

Q.このクラスで気付いた事、わかった事などがあれば教えて下さい。

キャラクターを見つけるうえで役の種を見つける。そして、それに乗っかると自意識が外れ、
勝手に僕を連れて行ってくれる。嘘じゃない行動をさせてくれる。

Q.台本を自分で書いてみて、わかった事、わからない事。

主旨から外れるかもしれませんが、父の歴史を知ることで、今まで知らなかった父の偉大さを痛感しました。
  なぜ今まで知らなかったのか、、、今回それを知る機会をいただけて、本当によかった。
  他人のことをここまで調べて、話を聞いて…考え方や経験を教えてもらうだけで…自分が広くなったような気がします。

Q.クラスの感想を教えて下さい。

すごくしんどかったです(笑)…でもしんどかったけどやり通して、、本当によかった。
辞めなくて…やり通した自分によくやったねって言ってやってます(笑)…
火が付いたと思うので、熱いうちに打って…もっと凝り固まった自分を壊していきます。

台本分析を逆回しで体験できたのが大きかった    亀井和代

Q.台本を自分で書いてみて、わかった事、わからない事。

生まれて初めて台本を書きました。 わかった事...今回は主人公を良く知る身でしたので、人物像、エピソード、周辺の人物を絡めて
のストーリー、構成etc.,書きやすいはず、でした。

が、作文とは違い芝居の台本として成立させる ことの難しさに七転八倒いたしました。

良く知る身ゆえに、あれもこれもと書き入れたいエピ ソード満載となり、時系列にただズラっと並べる始末。全然ダメ。

自分で読んでも、年表を見て るようで、こんな台本を手渡されたら「マジかよ...」ってなる事必至。
ストーリーも大事ですが、何より登場人物のキャラクターをどう決めるか?そしてそれを何を もって示すか、セリフ?行動?外見?これらがきっちり精査されてないと中途半端で何の爪痕も 残せないし、魅力ある表現ができないのだと思いました。
書きたい事をまず交通整理、そしてその事への拘り、感情も俯瞰して整理、感情と言葉は一致し ない事を肝に命じた上で...慎重に「ひとつの言葉、台詞」を生み出し、書き記す。 後は...この台本にこめられた作者の思いは?と演者が台詞にこめられた莫大な想いを「行動」で 的確に表現してくれるのを待つのみ!
(演じる者の責任が...重すぎて...怖くなりました)

Q.クラスの感想を教えて下さい。

台本を、目的、課題、行動...と分析していく、のが苦手です。プレイヤーズの演劇教室などで 再三ご指導頂いているのに、なかなかそれが身につきません。ザバーっと読んで、うん!こんな感 じね?...といまだにやってます。
直感、じゃダメなの?それって大事なんじゃ?なんて、悪魔の囁きが…。

訓練を継続!とありか先生の天からの声も~~
ほかのWSとモロ被っていた事もあり、結構キツかったです。でもあのように日程が詰 まってたからこそ、集中できたのも確かです。

何よりも、台本を書く事により、一番苦手な台本分析を逆回しで体験できたのが大きかったです。

ひと言のセリフにこめられた思いやその意味する ところを、ちゃんと受け止めて演じてはじめて芝居となり得ることも理解できました。

訓練、逃げちゃダメなんですね...

叔母と母と私...この三者の関係性をこれほどまでに考えたことはなかったです。芝居のWSでまさ かの体験でした。

ありかさん、本当にご指導には感謝しております。

心からお礼申し上げます。

他のメンバーの方々の存在はとても大きく励みになりました。皆さんが自分と同じように、今回のチャレンジで悩んでおられる様子、回を重ねるごとにどんどん変化していく様子…それこそ生の舞台、ドラマでした。
いつかお会いできるチャンスがあれば、コロナがおさまっていれば、飲みながら語り合いたいと思う皆さまでした。