Edge Project

A Taste of Honey

Prayers Studio Vol.1 「A Taste of Honey」 公演情報

※ 詳しいスケジュールについては、決まり次第掲載します。

 ☆公演までは、ブログや、Twitterでお楽しみ下さい☆



演技に真実を持ち込むことを
「鋭い刀の刃の上を歩くような行為」
と比喩した人がいます。

真実を扱う為には
自身の真実に対峙する決意、恐怖心との闘いが必要です。
高度で繊細な技術も必要。
技術習得の為には当然ながら、絶えざる訓練が必要。
技術に対する理解を誤れば心が痛い思いをすることも。
強い意志と「必ず出来る」と信じる気持ちが無ければ達成できません。

本質を理解し、高い技術を習得する為の訓練は最終的には『自分との闘い』です。

でも、ここに来れば、同じように自分に打ち勝ち、成長し目標に到達しようとする仲間がいます。

仲間の成長は大きな刺激になるでしょう。
仲間の成長は自身に多くのヒントをくれるでしょう。
仲間の成長は何よりも自身の可能性の裏づけになるでしょう。

皆の成長は奇跡的なアンサンブル「心の生活」を生み出します。
コンスタンチン・スタニスラフスキーが求めた演劇芸術の最も崇高な到達点、

人間の心の生活

余分なものが何も無く、静謐な考えと深い感情で心が感応しあっている美しい状態。
この状態は観客の心を癒し、世界を浄化する力をもちます。
「演技 Play」が「祈り Pray」にまで高められる瞬間です。

虚構と真実・役と自分自身

虚構を真実に変える仕組みとは?

① 虚構---役 ・戯曲によって提案されている状況 

② 現実---役としてでも、役者としてでもなく、本物の生きた人間として、自然の法則に則って見、聴き、考え、行動する、生きた自分自身       

    ↓↓↓

③  ①②の融合から

「普段の自分自身」ではないが「戯曲に書かれてある、想像上だけの役」とも違う、逆の言い方をすれば「生きた自分自身」でありながら「役」でもある、私という俳優にしか生み出せない『今ここで本当に生きている役』(第3の存在)を生む 

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この第3の存在を生み出す為の具体的な技術

上の①②③それぞれの段階に対応する技術が、下記の(a)(b)(c)

(a)戯曲により与えられる「提案された状況」を注意深く考察し、自身の人生の中からモデルケースを見つけ出すことにより「目的」「課題」という観点で戯曲を分析して「行動」に翻訳する

最終的にはスタニスラフスキーの言った「超課題」にまで辿り着く

(b)安易に抽象的な「役」を演じず、いついかなる時も常に心のままの自分自身であり続ける事をベースに、日常生活での感じ方よりさらに敏感に繊細に感じ、より正直に行動する。

お互いに直裁な「感情の交換」としてのコミュニケーションをおこなう。

(c)自由に発展する「能動的な想像力」を育てることで「戯曲によって提案された状況」の中に入り込む。想像の世界の中で能動的に行動することで、戯曲の中の状況や出来事を俳優自身が真実と感じ、状況への確信を得、生きた俳優の内部に真実の感情、考え、行動への欲求が生まれる

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これらの技術を確実に身につけるよう、下記の具体的なエクササイズを使って訓練します

Prayer's studioLinkIcon


いつでも試合に望めるよう、常にトレーニングを積み、能力を研ぎ澄ましておきたい!!


一流の演奏家は毎日欠かさず楽器の練習をしています。

一流のバレリーナも、一流のスポーツ選手も日々のトレーニングを欠かしません。

しかも、こういったトレーニングは1日怠れば取り戻すのに何倍もの時間を要すると言います。

本番のあらゆる状況に対応し、二度と来ない一回限りのその瞬間に確実にコミットし、最高の能力を発揮できるよう「神経」と「肉体」と「思考回路」を研ぎ澄ます。

これは俳優にしても同じく必要な事。

どんな戯曲や役を与えられても最高のパフォーマンスで答えられるよう、常に神経と肉体と思考回路を研ぎ澄ましておく。

そのための具体的なトレーニングを出来るだけ頻繁に行える場を作り、トレーニングを重ねる。

そして常により質の高い演技を目指して研究・改善を進める。

役者は一人では何も出来ません。良い作品を作る為に、或いは自分が良い演技をする為にも、良い相手役がいなければならないのです。

ここで互いに研鑽しあい、皆でお互いの為に良い相手役になれるよう成長しよう。

そして、スタニスラフスキーも言っているようにメソッドもシステムも、常に研究し、発展させていこう。

これがこの研究会のコンセプトです。

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